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いま話題の「こども向けプログラミング教室」は、外国人エンジニアにどんな影響を与えるか!?

最近になって日本のテレビやニュースでも、こども向けプログラミング教室がよく話題になっているのを、みなさんは知っていますか?

「日本人エンジニアが増えたら、外国人エンジニにどんな影響が出るか?」、今日はこのテーマについて考えたいと思います。

(1)日本における「こども向けプログラミング教室」の状況

日本政府が掲げる成長戦略の中で、2020年よりプログラミングを義務教育に加える事が発表されました。(注①) そして、子供向けのプログラミング教室が全国的に注目されはじめ、学習塾やIT企業による教室ができ始めています。

(2)外国人エンジニアの状況

情報通信業に就労している外国人は2013年10月末時点で約2.8万人居て、2008年1.8万人と比較すると56%(1万人)増えました。

また、次の資料は、楽天の代表、三木谷氏が政府の会議で作成した資料で、そこでは、外国人技術者が働きやすくなる制度作りが提案されています。

<第6回産業競争力会議:三木谷資料P16>

(3)今後のエンジニア不足の予想

経済産業省が2016年6月に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査」によれば、日本のIT人材(日本人、外国人含む)は2016年時点で約17万人が不足しており、2030年には約79万人が不足すると分析されています。

まとめ

つまり、「こども向けプログラミング教室」は増える。日本人のエンジニアも外国人エンジニアも増える。でもIT人材は79万人不足する、という予想です。

外国人エンジニアに期待されているものとして、よく次の3点が挙げられます。

① (日本人エンジニアよりも)高い技術力

 ② 言語力(母語+日本語)によるグローバル案件への対応力

 ③ (主に日本より物価が低い国出身のエンジニアには) 低コスト開発

①や②が正に外国人エンジニアの強みであり、これらを伸ばすことで好条件の案件にも出合いやすくなるわけですから、やはり、技術力を磨くこと、そして、(日本語力を含めた)コミュニケーション能力を高めて行くことが大事でしょう。

引用元

*1:文部科学省

小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について

*2:厚生労働省

「外国人雇用状況」の届出状況まとめ

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