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生き残りを掛けた日本のグルメサイトの戦い


接待や会社の飲み会のために、飲食店を予約する時、皆さんはどうやってお店を探しますか?YelpやTripAdviserだけをチェックしていませんか??

日本で人気のお店を探すなら、やはり情報量が豊富な日本のグルメサイトがお勧めです。そこで、今回は日本で有名な5つのグルメサイトを紹介します。また、後半では、グルメサイトのトレンドとビジネスモデルについても解説していますので、参考になれば幸いです。

ぐるなび

1990年代にスタートしている老舗的なグルメサイト。ユーザーの口コミよりもお店が提供する情報が充実。

ホットペッパー

クーポンが充実しているのが特徴。少しでも節約したいユーザーに特に人気。接待よりも、若い人の同期会などで使うのに向いているかもしれません。

食べログ

ぐるなびの牙城を崩したのが、口コミとランキングを充実させた食べログです。

サイトアクセス数では5割以上のシェアを持っている。

ただ最近は、広告掲載店が上位表示されるようになり、不満に感じている人も多いです。

有料ユーザーになれば、純粋なランキングも見ることができます。

Retty

食べログの人気低下と逆行するように最近人気を集めているのがRettyです。

食べログの口コミは匿名ですが、Rettyは実名制なので、口コミの信頼度が高いのが評価されています。

2012~ 2016年の4年間で累計25億円の資金調達をしており、ユーザーだけではなく投資家からも注目されていることが分かります。

しかし、今は順調なRettyですが、どのようなマネタイズ戦略をとるかによって、今後の展開が決まるでしょう。

ヒトサラ

まだ知名度はそんなにありませんが、「料理人から探す」というコンセプトで、一部のグルメなユーザーの人気を集めています。

Rettyの口コミは実名制ではあるものの、あくまでも一般人の評価が基準です。このヒトサラは、料理のプロであるシェフがお勧めするお店を探せます。そのため、掲載されているのは高級店が中心ですが、接待用のお店を探すにはお勧めです。

すでにお気づきかもしれませんが、人気のトレンドは、ビジネスモデルとも関係が深くあります。

第一世代 (グルメサイト1.0)

ぐるなび、ホットペッパーは広告掲載料型です。そのため、費用を出す店舗側が出したい情報はあるものの、ユーザーが知りたいリアルなReviewはありませんでした。

第二世代(グルメサイト2.0)

ユーザーが知りたい情報(口コミ)を集めた食べログは第二世代と言えるでしょう。広告掲載料型でもありますが、ユーザーへの有料課金もあります。ちなみに食べログの運営企業は、価格.comという会社で、家電製品の価格ランキングや口コミで人気の会社です。

第三世代(グルメサイト3.0)

現時点ではまだRettyの課金モデル(マネタイズ戦略)は公表されていませんが、口コミを実名制にし、SNSとの連携を可能にしたのは、新しいモデルと言えるでしょう。また、判断が難しいところですが、実名制という点でヒトサラも同じく第三世代に分類しました。

これからこの第三世代がどう発展するか、または全く新しいコンセプトの第四世代が生まれ一気にシェアを取るか、今後の展開に注目していきたいと思います。

PS.

ここで紹介したサイトのURL、外国語対応の状況もまとめたので、よろしければご活用ください。

(いずれも2016/12/5時点の情報です)

サイト名 : ぐるなび

URL   : https://www.gnavi.co.jp/

外国語対応:英語、簡体字・繁体字、韓国語、タイ語、インドネシア語、マレーシア語

サイト名 : ホットペッパー

URL   : https://www.hotpepper.jp/

外国語対応: 英語、簡体字・繁体字、韓国語

サイト名 : 食べログ

URL   : https://tabelog.com/

外国語対応: 英語、簡体字・繁体字、韓国語

サイト名 : Retty

URL   : https://retty.me/

外国語対応: N/A

サイト名 : ヒトサラ

URL   : http://hitosara.com/

外国語対応: 英語、簡体字・繁体字、韓国語 (*別サイト=https://savorjapan.com/ で)

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