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他社からもっとも恐れられている日本の会社!?


最近、日本人経営者の間で「あの会社がうちの業界に参入してきたら終わりだ」と恐れられている会社があるのを皆さんはご存知だろうか?

ネット動画事業、DVD/CDレンタル事業、ゲーム事業、オンライン英会話、オンライン証券、太陽光発電、MVNO事業、など2017年3月時点で約40ものサービスを合計15か国に展開しているDMMという会社だ。

まだ海外ではあまり知名度はないかも知れないが、今回はこのDMMを皆さんに紹介したい。

日本人には有名な話だが、DMMはもともとはアダルトビデオで成長した企業である。

まずは簡単に同社の沿革を見てみよう。(wilipedia より一部抜粋)

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1980年代後半 - 現会長のMr.亀山がレンタルビデオ店を開業

1998年 - AVの配信サイト「DMM」を開始

2003年 - DVDオンラインレンタル事業に参入

2006年 - テレビCM開始

2009年 - 証券会社を買収し、FX事業に参入

2012年 - 太陽光発電事業に参入

2013年 - オンライン英会話スクールを開始

2014年 - DMM mobile(MVNO) 開始

2016年 - DMM.Africa立ち上げ。

2017年 - DMMアカデミー(2年生私塾)を設立

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手広くビジネスを広げているのが分かる

私は、同社の強みは、主に次の3つだと思っている。

(1) 非上場

(2) キャッシュリッチ

(3) 亀山会長の戦略力

順番に見ていこう。

(1) 非上場

非上場企業であるため、事業計画や主要収益源の詳細を公表する必要がない。

他の上場企業のIR資料などを分析して、自社が勝てる領域を虎視眈々と狙うことができる。

(2) キャッシュリッチ

AV事業で豊富な利益が上がっているため、それを他事業に投資する、という戦略が採れる。特にオンライン英会話では、2013年と後発だが、積極的なテレビCMと、他社より安い料金体系で一気にシェアを伸ばした。まずマーケットシェアを奪ってから値上げをするという戦略だ。

(3) 亀山会長の戦略力

同社を率いる亀山会長は、素顔を公表していない。しかし、インタビューや講演は多数引き受けており、その内容につい引き込まれてしまう。亀山会長に対する私の印象は「戦略家」の一言に尽きる。氏の戦略力には、私も一経営者として脱帽する。勝てない戦いはしないし、勝てる戦いだけするという姿勢を徹底している。

ビジネスニュースアプリ(NewsPicks)では、亀山氏と他の経営者や著名人との対談を多数読めるので、チェックしてみてはいかがだろうか? 対談形式で読めるので読みやすく、読解の勉強にも、戦略の勉強にも、また関連ビジネスの情報収集にも役に立つだろう。

かつて世界中にビジネスを広げた日本の総合商社は、多種多様なビジネスを手掛けていたことから「ラーメンからロケットまで扱っている」と言われていた。そして、今DMMは、AVから教育まで扱い、業績をグングン伸びしている。

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